約2ヶ月前、赤城神社の境内に「赤城カフェ」がオープンした。このカフェは、もともとあった赤城会館の建物をリノベーションしたもの。テーマは”昭和レトロ”と聞いていたが、むしろ”大正ロマン”と言ってもいいほど、西洋と東洋が混在したモダーンでロマンティークな雰囲気を感じさせる。
2〜3度覗いたことのある赤城会館は、まるで古い学校のようなたたずまいで、その時も何となく”大正”の匂いがする空間だった。その雰囲気の良さが活かして、過去にはファッションショー(展示会)が行われたこともあったという。
「赤城カフェ」が神楽坂にある他のカフェと一線を画しているのは、イベントスペースとして空間の可能性を最大限に活かしていく点にある。赤城会館も、かなりローコストなイベントスペースとして利用できたが、カフェという形で「食」と融合することで、その空間価値をより高めたのだ。
たとえばレンタルショップコーナーを設けたり(ネット通販も同時展開予定)、テンポラリーなギャラリー(1ヶ月8万円/学生5万円)として貸し出したりしている。またパーティーやライブ等のイベントスペースとしての利用(17時〜22時/4万円〜)ももちろん可能だ。
既にオープン以来、定期的な音楽ライブは開催しており、ミュージックチャージ1000〜1500円とリーズナブルな値段で楽しむことができる。6月は金土日の週末を中心に、タンゴやジャズ、ボサノバのライブ、ポエトリーリーディングが行われる。テーブル席以外に、簡単なバーカウンターもあり、肩肘張らず気軽に鑑賞できそうだ。イベントも含めたコミュニケーションスポットとして機能する「赤城カフェ」の新しい試みに期待したい。
●参考とした情報源:約2ヶ月前のオープン情報
●参考サイト:
赤城神社、
akagi cafeブログ
●食べたもの:カレーライス(ドリンク付き)1100円